終った、終った
26.May.2002

『深流波』楽日です。稽古もハードだったし、個人的にいろいろと落ち込んだりもしたし、「最後だ−」とか「終ったー!!」とか、もっと感動が襲ってくるかなと思っていたんですが、結構すっきりとしてます。よく考えると全部で8ステージもやったんですよね・・。
そうそう、私一つだけずっとやりたくて、やれなかったことがあるんです。最後に私演じる藍ちゃんが本多君演じる真ちゃんに「私の名前はアイ・・」と言うこのセリフ、言葉だけで言うと、上っ面だけの感情で演じているような気がして、ずっと気持ち悪かったんですね。(もちろん気持ちは込めてましたよ)本当なら気持ちが押さえられなくて、Hugかキスしたいと思ってました。このシーンで真ちゃんの顔を見るたびそう感じていました。でもやれなくて、楽日だけでもやってやろうかと本気で思いましたが、さすがに相手役の真ちゃん(本多くん)を動揺させるとマズイので(笑)やめておきました。これがユメホの舞台なら間違いなくやってるんですが(笑)プロデュースなのでそういうわけにもいかず・・・。
その為、打ち上げの席で彼を捕まえて聞いてみました。
まず今回の公演に関してのお礼なんかを言いつつ、
「あのね、ずっとやりたかったことがあるんだけど、やっていい?」
本多くん「えっ?!何ですか?」
「最後のセリフの後にずっとやりたかったことがあるんだ」
といいながら、ホッペにChuさせていただきました(笑)
本多くん「メッチャ、動揺しますよ!!(笑)」
あ〜、これで私、この公演で思い残すことないや(笑)

打ち上げはOMSの3階稽古場で行われました。キャスト・スタッフ合わせて一体何人の人がいたんだろう。外は雷がゴロゴロなっておりましたが、中も賑やかで。大入りも配られました。これは演出の生田さんより配られたのですが、ひとり一人コメントが入る。私には「なんか東京に行くというウワサもあるこの人。新境地でも頑張って欲しい」えっ?!私そんなこと言ってない・・。あっ、そういえば初日打ち上げの時に、選択肢の一つとしては東京行きも考えたいみたいなことを生田さんと話したっけ・・。おいおい・・話が大きくなってるで(-.-)この後弁解するのが大変でした。また大入りを受け取る時も、キャストは心に残った自分以外の役のセリフを言わなくてはならないというルールも設けられる。これが盛り上がる。稽古中や公演中もよく人のセリフで遊んだんだけどね。私のセリフでは「ジーカシャ」が上りました。私はチーマー/ナル役のセリフ「いや、天使や。俺は皆殺しの天使や!」を言わせて頂きました(笑)チーマー/ナルこと益井さんが喜んでくれたので、よかった(笑)
その後もいろいろな人にお礼を言いに回ったり、話し込んだりする。生田さんともいろいろとお話をさせていただきました。いろんな人としゃべりまくりました。稽古中あまり話したことのない人とも結構マジな話したし。

ふと周りを見ると、眠気でバタバタ倒れていく人続出。その中で「お腹すいた〜」とラーメン食べに行く人たち、猥談に花を咲かせている集団もあり、また寝ている人の顔にキャッキャ言って落書きしている人たちもいたり(その姿をしっかり写真撮影した私は何なんだ・・)。また、差し入れの花が入っていたダンボールに包まって蛹のような形で寝ている人もいる。これ明け方4時ごろの話です。なんかスゴイ状態・・。でもこんなに楽しかった打ち上げ久しぶりです。なんか学生時代を思い出したなぁ・・。始発が動きだす時間に帰ってきました。その後もちろん爆睡・・。

今回の公演、たくさんの友人が観に来てくれました。本当にありがとうございます。結構評判はよくて、特にエピローグの私のソロダンスは「おいしすぎる」と言われ続けました(笑)本当にダンスに関しては「よかった」と書かれたアンケートが毎日必ず1枚はあって、なんか・・申し訳ないって感じです・・。ただ2日前に母が観に来たんですが、家に着いて早々にダメ出しがありまして、散々でした。「まだまだだね・・」と。まあ、何といっても声がきつかったみたいです。公演の最後の方はかなり限界だったですし。でも今回ね、本当にたくさんのことを学ばせてもらいました。自分の癖や欠点なんかも知ることが出来ましたし。稽古中も含め自分のお芝居という考え方がかなり覆されました。稽古の最初に躓いて、完全な自信喪失になったことも原因のひとつなんですが。今までのことが全てナシみたいな感じ。反対に人の言われたことばかりが気になって、それに固執してしまうという逆作用にも陥ってしまったのですが。でもそれは稽古終盤には、結局「自分を信じよう」という結論になったのですが・・。でも、よく考えると、いろいろな意味において、私は今回のキャストの中では浮いた存在だったかもしれません。まあ、私に原因もあるんですが。もともとそんなに社交的ではないですし(嘘つけって声がどこからか聞こえるようだわ(笑)自分の進む道について、考えるきっかけを与えてくれました。、

散々手を焼いていただきました演出の生田萬さま、自主稽古まで付き合っていただき、また役者と演出家の間をいつも気遣ってくださり、サポートしてくださいました演出助手の池田さん(劇団UglyDuckling)、『深流波』原作者で今回演技・役のことででアドバイスいただいた同じく劇団UglyDuckling樋口さん、映像での参加で同じく自主稽古につきあってくださりたくさん演技のアドバイスをくださったWI'RE〔ワイヤー〕のサカイヒロトさん、稽古で遅くなった時に家まで送ってくださったり、車椅子のタイヤのパンク直していただいたり、もうたくさんお世話になりました、とっても素敵な舞台監督さんであられます鈴木田竜二さん、今回私車椅子での芝居ということで、袖のスロープやその他もろもろの配慮してくださいました美術の池田ともゆきさん、私の拙いナレーションに素晴らしいエフェクトをかけてくださった音響の堤野さん、照明の方、OMSの大出さん・松井さん・宮本さん・吉田さん・山納さん本当にありがとうございました。
そして今回のお芝居の主軸3人組みのひとり、自分のことも大変だったはずなのに、いっぱいいっぱいの私にたくさんのアドバイスをくれた昇子役の後藤七重ちゃん、本当に昇子があなたでよかったです。同じく3人組の1人、この人のお芝居は毎日変わっていました。彼、独自の間やテンションを持っています。最初はそんなあなたに、出来ない私はどうしたらいいのか迷ってしまったのですが、途中からその魅力にはまっていきました。本当に素敵な役者さんです。今では大好きです、真役を演じた本多くん(ヨーロッパ企画)。オーディションの時からこの人の演技は凄かった!オーラがあった!かっこよすぎて私は悩殺させられまくりでした。今回一緒の舞台に立たせてもらって本当に幸せでした、林真也さん(遊気舎)etcキャストのみんな。
その他この公演に関わった全ての方に感謝いたします。
そして2ヶ月の間、早くても12時、遅い時は午前様で帰る私をサポートしてくれた家族、どんなに感謝しても足りないくらいです。
全ての方に、ありがとう!!

 

ギョーザ同盟
25.May.2002

ここに来てまたもや演出が変わる。3人(4人?)のラストシーンは公演中でも毎日変わる。
そうそう今日はハプニングがありました。
林真也くん演じる悪い方の真ちゃんが車椅子に巻きつけたチェーンが取れなくなってしまったのです。
焦る本多くん演じるいい方の真ちゃん(ややこしい・・)&昇子ちゃん。
このシーン、私は気を失って眠っているのですが、「カメラちゃん!起きなよ!キセキ起こっちまうぞ!!
」と昇子は私を起こしにかかる。いつもならここですんなりチェーンが解けて、舞台から退場なのですが・・今日は・・・。
最終的にはチェーンを引きちぎる形となりました(まあ、プラッチック製なので・・)
チェーンが取れる間、昇子は私を起こしつづけました、が、まさか起きるわけにもいかなくて・・。
目を閉じながらも「がんばれー!!」と願いつづけ、ヒ汗ものでした。

公演中だんだん自分の声が枯れてきているのがわかる・・マズイ・・。
この舞台では私一回だけ衣装を着替えます。エピローグの前なのですが、その時ふと鏡を見ると、私黒い涙を流していた。
芝居中私よく涙を流します。感情が押さえられない時もあるけど、だいたいは瞬きをコントロールしているため。
このお芝居での私の役は特に眼をよく使う。そのためよく涙が出る。
黒い涙の原因はたぶんアイラインかマスカラが取れたんだと思うんだけど、自分の顔ながら怖かった・・。
終演後、天満駅の近くにあるギョーザ―店へ。
稽古中からよく一緒に帰り、また帰り道にあるギョーザ店にはまった女3名でギョーザ同盟なるものを結んだ。
今日もその3人でギョーザで乾杯。喉の調子があまりよくない私は水で我慢。
明日も公演があるのにギョーザを食べる不届きな役者達でした(笑)

 

何よりも・・
24.May.2002

両親および大学の後輩が観に来てくれる。
特に父親は私の芝居を初めて観る。5年間芝居して初めてである。それだけで緊張だった。
どんな人よりも自分の肉親が観に来るのが一番緊張する。 そう実感した。
今日は真ちゃん演じる本多くん所属するヨーロッパ企画の人がたくさん観に来ているようで、本多君デーだった。
3人のシーンはノリノリで、うけまくった。 笑いがいっぱい起こった。本多くん、嬉しそうだった(笑)
終演後、何人かで梅田のラーメン屋へ。ラーメンの後、差し入れに頂いたみたらし団子も食べた。
よく食べる私たちだった。
私、今まで芝居の公演前には物が食べられなくなる傾向にあった。でもこの公演中「食べなきゃもたないぞー」ということで、公演前に出されるお弁当もしっかり食べてます。昨日ユメホのみんなにそのことを話すと、「強くなったね」と言われた(笑)
でも稽古中は 3sも体重が落ちたんだけどね。

 

楽屋に来て〜
23.May.2002

夢歩行虚構団より座長のだるまさん、だいごさん、WHEELChairさんが観に来きてくれる。 他にもENより育ちゃん、母の友人も見に来てくれる。終演後だるまさんやだいごさんが楽屋に訪ねてきてくれる。嬉しい。この公演、今まで何人か友人が観に来てくれたんだけど、楽屋には中々足を運びにくいようで、誰も来てくれなかったのです。(わかりにくいしね−)お陰で後々観客リストを見て、誰が観に来てくださったのかを確認するという日々でした。終演後、賑わっている楽屋付近尻目に、片付けしている毎日で寂しかったのだ〜。なんか・・友達いない子みたいで(笑)今日はルンルン♪

 

いえ、まだ続けています・・
22.May.2002

休演日明け。 休演日明けの芝居というのはパワーダウンすると言われるらしい。どうだったんだろうか・・?今日は大学時代の同期が観に来てくれる。この公演は演劇関係のお客様も多くて、今日は遊気舎の座長さん他劇団員さんが何人か来られていた。そうあの遊気舎です・・(笑)私がお芝居を始めようと思って一番最初に門を叩いた所です。久しぶりにお会いする劇団員の方々。「出てると思わへんかった!」ええ・・あれから6年近く経ちますもの・・・とっくにお芝居辞めていると思われてますよね。続けているんですよぉ〜!帰り道、阪急東通商店街の中にある演劇関係者行きつけの飲み屋さんを覗く。キャストメンバーは誰かしら毎日のように行っていたらしいが。今日も10名くらいの出演者が飲んでいる。奥のテーブルには遊気舎の劇団員さんたちもいらっしゃる。まず出演者のいるテーブルに座ったのだが、なぜか遊気舎の方が座っていらっしゃるテーブルに呼んで頂いた。その後はずっと遊気舎の方々と共に飲む。いやー緊張・・。なんか向こうの席では遊気舎座長が今日のお芝居のこと話している。聞きたかったが聞こえなかった・・。終電でお家に。

 

メガネザルになる日は近い・・
21.May.2002

休演日。疲れを取るべく、寝まくっていました。その後、久方ぶりにお婆ちゃんの病院へ行き、そして眼科へ。ここ近年、特にパソコンを始めてから、徐々に目が悪くなってきているのを自覚していました。でもまあいいか、とそのままにしていたのですが、この間、今回の舞台でご一緒している役者さんのメガネをかけてみたところ、すごくよく見える・・。彼女曰く「私、0.5くらいだから、それくらいの視力なんじゃない」と。マズイなぁ・・そんなに下がっているかな・・。でもとりあえず視力をちゃんと測ってもらおうと行きました。その結果「左が0.2で右が0.6」でした。さすがにここまで悪くなっているとは。ショック。メガネの処方箋出されちゃいました。ただね・・メ親には言えないなぁ・・。特に母からは小さい時から「これ以上悪い所作ってどうするの?!目だけは気をつけなさい」といわれ続けていたので。黙っておこうと思っていたのですが、眼科に行ったことがバレてしまったので、白状しました。「0.6・・」悪い方はとてもじゃないけど言えません・・(-.-)それだけでも散々怒られました・・。
早速明日、メガネを作りに行こうかと思っています。

 

『深流波』初日
18.May.2002

無事初日を迎えました〜。まあいくつかミスもありましたが、気持ちよく演じることが出来ていたのではないかと思います。でも今日はバタバタの一日でした。場当たりやゲネプロ(本番さながらの最終通し稽古のこと)で、ほとんど休むまもなく本番に突入しました。またもや途中でてんぱってしまい、演出家の質問にわけのわからない答えを言ってしまいました。情けない・・。

今日の公演では天翔先生が観に来てくださいました。私の芝居の姿を初めて観ていただけました。ただ今現在、感想が返って来てなくて、すごく不安です・・。とりあえず初日を迎えて、ふとこれまでの稽古の日々を思い出しました。40日間。5月は毎日、ほぼ一日中でした。でも今回本当に役作り(役掴み?)に苦労しました。台本の読み込みが足りないとも言われたし・・。本当に頑張ってきたのかな、なんて思う。まあ、毎回どんな公演でも思うんだけどね。でも今は、本当に元気で初日が迎えられたことに感謝です。そういう意味では、頑張ってきたかな。いろんな人にたくさん迷惑かけたけどね。でもこれから1週間、もっともっと上がっていかなければいけない。演技もコンディションも。新たな試練。がんばるで〜!

 

あさって初日
16.May.2002

みんなてんぱってます。キャスト・スタッフ共疲れやストレスが溜まってきているのが見受けられます。いろいろな所で波が起こっています。大嵐にならなきゃいいけど・・。
今日は場当たりだったのですが、出来ませんでした・・。何が原因だったのかはわかりませんが・・。その間キャストは衣装・小道具整理や自主稽古でした。とりあえず稽古。一番稽古した出会いのシーン。今でもまだしっくりいっていない問題のシーン。新たにやってみようと言う試みがあり、演ってみる。3人の中で昇子という役を演じるの一人の女性は、かなりのベテラン役者さんなので、いろいろとアドバイスをもらうことが多い。今日もバーッといくつか指摘された。あっ、そうかと思うことも多々あり。彼女は冷静な目で見てくれてかなり有難かったです。今回自分のことが全く客観視できなかった。人(演出)の言われることを気にしすぎて、そればかり頭にあり、段取りだけを追ってしまうことが多々ありました。その為自分の気持ちが見えなかったり、気持ちが動かなくなりました。自分の役なのに自分のモノにできてない気がして・・。落ち込みそうになったが、今ネガティブになっている場合ではない。やるしかないのだ!!
さて、明日どうなるのかな・・。

 

『深流波』最後の稽古
15.May.2002

最後の通し稽古。前日あまりにも集中の切れた通しをしてしまいました。反省。だからこそ、今日は最後の通し稽古ということで、余計にプレッシャーにもなっていた。。今回演じていてどうしても気持ちが悪いシーンがある。私にとっては初めて台詞を話すシーン。今回のお話で主軸となっている3人が出逢うシーンです(私はその一人を演じています)。演出からもそのシーンは注意されまくっていた。でもまだ気持ち悪い・・。かみ合っていないような気がする・・。それと私、今回ほとんどのシーン車椅子に乗っているのです。そしてベルを首から下げているのですが、通し稽古の途中でそれを車椅子に引っかけてしまい、えらいことになりました・・。共演者には多大なる迷惑かけました。私はかなり凹みました。でも、まあ本番じゃなくてよかった・・。何とか対処方法を考えるぞ。

今日の通しには原作の方が観に来られた。稽古初期のめちゃくちゃになっていた時期をご存知なので、恐る恐る感想を聞いてみる。「すごく良くなっていたよ〜」と言っていただく。気をつけることなど今日で一ヶ月半続いた稽古は終った。明日からは場当たり、2日後初日です。

 

あと1週間・・
10.May.2002

OMSプロデュース公演まであと1週間・・。稽古時間も長くなり、通し稽古も始まり、大詰めとなってきました。でも台詞は変わるし、きっかけも変わるし・・。まだ役で悩んでいるし・・。でも一時期に比べると、かなり這い上がってきています。

でもまだまだ出来ていないなぁと焦る部分もあり・・。
ちゃんと自分を活かせているのか・・。
演出に答えられているのか・・。

あと1週間かんばるぞ。

ちなみに・・今年はGWもほぼ一日中稽古でした。
例年恒例の「中之島まつり」参加できなかったな・・。残念・・。


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