もう一度車椅子ダンスをやらないかという声を掛けていただいた。
とある社交ダンスのプロのダンサーさんが、車椅子ダンスのパートナー探しをしていらっしゃるらしく、
以前私が所属していたグループにいた方で、今は別のグループを作られている方が、私を候補として推薦してくださったというわけで。
かなりいいお話だと思った。でもすぐに飛び込めなかった。
ユメホの公演前で、それでさえ頭がいっぱいいっぱいになっているなか悩みまくった。早く決断をしなければいけない問題だったし。
やりたい気持ちはもちろんあったが、何よりも一番怖かったことは、踏み出すことによって
今私がやっていることが、中途半端になってしまうのではないかということ。2兎追うものは1兎も得ず。
約4年前、私は一度車椅子ダンスをやめた。その時いた団体を辞めたため。
理由は、車椅子ダンスに希望を見出せなくなったから。同じことのくり返しで、自分に進歩がみられないように感じて。
その時私はその団体のスタッフだった。思ったことをすぐに口にして、よくモメタ(笑)負けん気強くて、若かったし(笑)。
辞めたこと自体は以前の日記でも書いたように、後悔はしてない。
その時間、その場所にいたから得たことも多かったと思う。
でもあの時、あの場所を去ること、イコール車椅子ダンスを捨てる決心もしたのは確かなんだ。
私は義足の、この身体を使って勝負してやる!!って。芝居を本気でやりだしたのもその時から。
まあ、今は芝居だけにとらわれておりませんが(笑) だから今さら車椅子ダンスに戻ることに抵抗もある。
一度そのパートナーの方と、この間とあるダンスのパーティーで組んで踊らせてもらった。
車椅子が違ったのもあるけど、昔よりもはるかに軽かったし、踊りやすかった。
そして、楽しかった。車椅子で表現するっていうことの意味が初めて身体で少し理解できたような気がした。
数年前出来なかったことが、今だったら出来るかもしれない。
そんな思いもあって、私はもう一度チャレンジすることを決めた。
でも、健常の人がジャズダンスやバレエや他のダンスをいろいろと習うのと同じで、
私の中でも車椅子ダンスはダンスのひとつにすぎない。私の視点や基点は今までと変わらない。変えない。
私は表現の幅を広げたい。それだけ。でも、そのためには私は本気で取り組む。本気で上を目指す。
その考えを一応パートナーとなる人や先生に理解をしてもらえたので。
私にとってはひとつの大きな賭けなんだけどね。これは。リベンジ!