@「きらっといきる」に出させていただいたこと(スタジオ収録編)

  2001年4月21日、「きらっといきる」のスタジオ収録の日でした。

前日の夜、ディレクターさんから電話がかかってくる。大体の内容やどういった質問をされるのかといったことを言ってくださる。そこで私のダンスの時の泣いちゃった映像はしっかりとVTRの中に生かされていることを知る。
私「えっ?!やっぱりあれ映るんですか?」と言うと、
ディレクターさん 「当たり前じゃないですか。あの時『しめたっ!』て思いましたよ。」
私「・・・。」不覚だわ・・(笑)

でもあれからずーっともやもやは続いていました。自分なりの答えが出せなくて。あの時泣いた理由、この時はまだ見えませんでした。
前の晩、このホームページや日記、公演のパンフレット、台本その他いろんなものに目を通しました。自分のことなのに、自信がなかったんです。それにきっと忘れてしまっている、見落としてしまっている気持ちもあるんじゃないかと思って。ひさしぶりに、卒業公演のサントラも聞きました。懐かしかった―。やっぱりなかなか眠れなかった。
でもしっかり朝寝ていたから、私の辞書には眠れないという言葉はないようです(笑)

そして当日。約束の時間の15分くらい前にNHK到着。「きらっといきる」は1日に2本撮るらしい。私は今回2本目の収録。まだ1本目の収録が終わっていなかったらしく、ディレクターさんのデスクに案内される。そこでこの「きらっといきる」のプロデューサーさんを紹介していただいた。プロデューサーの方は女性だった。すごく明るい方で まず言われたことが、「VTR見せてもらったよ。ウルウルきたところも」またそれを言う・・。 だんだんVTR見るのが怖くなってくる。

まず今日の収録用の台本をもらう。とはいっても流れだけ。 控え室に案内されるとちょっとヒマになった。その時はずっと「いのち」のセリフが頭を回っていた。そして気分をのらせるために音楽聴いてました。ここで聞いていたのが中島みゆきの『ヘッドライト・テールライト』。別にNHKだからというわけでは決してなく(笑)でも実はこの曲で作り上げたのよ〜、「いのち」は。この曲を聴きながらセリフを言った時に、「これだ!」と思いました。やっぱり「いのち」全部を作り上げることは出来なかったので(ある程度はつくったけどね)、後はイメージを掴もうとしていました。あんまり音楽に流されてセリフ言ったらだめなんだけどね。今回はお許しください。

その後、ディレクターさんから「これだけは言って欲しいというところがあるんで」といくつかの注文を付けられた。 その時「かずよさんの視点で・・(中略)・・同じだと思うんですよ。ぼくも23だし。」
一瞬聞き流しそうだった。
「はっ?!同い年・・?」
「そう。今まで黙ってましたけど。」
「本当に・・?」
頭真っ白になりました。そんなに若かったんだ〜!確かに見掛けは若かったんです。それに年齢聞いても教えてくれなかったんです。20代だっていうことまでは教えてくれていたんで、私の頭の中ではしっかり20代後半ということになってました。「若いと頼りなく思われてしまうかなと思って、言わなかったんです」って。別にそんなこと思わないって・・。

まずパフォーマンスの方の収録。「いのち」を演じるにあたって、ベンチだけは欲しいと言っておいたんですけど、なんと外灯までついたセットが用意されていた。すごい・・。 そして雪が降ってそれを見上げるシーンだったので、紙ふぶきの雪も用意していただいた。ありがとうございます。でもこれはボツとなりました。だって横からの風で吹くんだもの・・。見上げられなかった。結局照明で雪を表すことに。そしてリハーサル。2回とも同じ個所でとちる。意識していないのに勝手に口が動く。緊張って恐ろしい。ダメだダメだ!! ディレクターさんから演出の注文も入る。うん・・わかってるんだけどね・・。そして 一人芝居の方の本番。照明ミスでもう一回。最後の出来が一番良かったと自分では思う。でも客観的には見れなかったので、放映が怖い・・・。

この間に私は着替える。戻ってくると、ジェフさんが「赤富士米」のCM曲を歌ってらっしゃった。
ナマで聞けて密かに感激(笑)

カメラリハーサルも終わり、本番。 ここで初めて、ロケの映像を全部見る。しっかり問題のシーンも入ってました。 でも今だとすんなりあの気持ちが理解できるような感じがしました。自分の中のダンスの位置付けにしても、ちゃんと述べることが出来ました。今まであんなに答えが出なかったのに・・。真っ白になってみたら大丈夫でした。私にしては珍しく(笑)悩みすぎたようです。 トークは全般的にけっこうリラックスしていたのかな。 よくしゃべりました。それだけしか覚えていません(笑)
本番終わってから「ここ数回まれに見るくらい、よくしゃべる人だった」とプロデューサーさんには言われました。
そのため はた目には全然緊張していないように思えたらしいです。
めっちゃ緊張してたっちゅーねん!!(笑)
終わって、ディレクターさんを見るとまずハグ(hug)してしまいました。ちょっぴり感動!
ロケ中にお世話になったカメラマンの方は、今日会えないのかなぁなんて思っていたんですが、本番を見ていてくださったらしく、 終了後すぐに来てくださいました。すごい嬉しかったよ〜!!

この後少しだけプロデューサーさん、ディレクターさん、カメラマンさんとお話したのですが、あの私が泣いちゃった事件は、かなりディレクターさんを落ち込ませ、うろたえさせたようです・・。 今だから笑えるけどね。 あの時は必死でした。 本当に申し訳ありませんでした・・。
プロデューサーさんにお聞きしたお話 ディレクターさんにとって、今回の「きらっといきる」は実質3本目だけど、単独では初めての作品だったそうです。それに相手は同い年。プロデューサーさんには「ひよっこ2人で悩みつつ、ほほえましかったよ」と言われてしまいました。

放映は2001年5月11日金曜日、19:30からNHK教育テレビでした。

最後に、 「きらっといきる」のプロデューサーの泉谷さん、番組関連の方々。
司会のジェフさん、小林さん、牧口さん。
ロケ中私が落ち込んで泣いちゃった時、いろいろな所で気を使っていただいたカメラマンの杉江さん。
そして・・、打ち合わせ・段取り・構成・編集などに2日とあけずに私に電話をしていただき、そして悩ませ、うろたえさせ、ご迷惑たくさんかけてしまった 担当ディレクターの堤田さん。
本当にありがとうございました。
今まで自分ががんばってきたことが、こんなに素晴らしい番組となって実を結び形として残すことができ、本当に嬉しかったです。感謝しています。 いい経験、いい出会い、いい思い出作りが出来ました。

今回のことに甘んじず、ううん、今回のことをしっかりと自分のステップアップに活かせるように、これからも努力していきたい。
この気持ちを大切に、これからもがんばります!!

*放映を観てくださった方にはわかる、ちょっとオマケ*
次回の公演場所でありますさざんかホール。ホール全景が映っているシーンがあったのですが、これは一度私がさざんかホールに行った日に撮影されました。でも実はこの日、曇りというか雨が降りかけていたんです。でも番組をご覧になった方、「あれっ?」と思われませんか?そう放送では晴れてました。カメラマンさんが別の日にわざわざ行って取り直ししてくださったそうです。「これからがんばるぞーっていうシーンで曇り空はまずいかなーって。」ディレクターさん&カメラマンさんのやさしさとプロ意識に感動してしまいました。嬉しいよ〜!ほんとーにありがとうございます!!

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